2016年10月22日土曜日

Atmel Xplained

 Atmel  Xplained シリーズでは 主に ARM の Cortex-M0 から M3, M4 CPUを使用した評価キットが販売されています。ソフト開発では仕様作成、 CPU 選定、基板作成、開発環境の構築(コンパイラーの用意、デバッガーの手配)となりますが、評価キットを用意すれば、CPU 選定後に直ちにロジックの確認ができる。(いきなり、コーディングでは無いよ!)仕様検討は十分に行ってください。

 昔、トップダウンでソフトを作っていた時、下層のコーディングは後回しになっており下層のプログラムはスタブを使ってテストしていたのですが、
いざ、下層のコーディングをしてみると、アっと実現出ないことが判明し、慌てて上位を作り直したことがありました。それ以来、私はトップダウンでのコーデイングは辞めています。設計はトップダウンですよ!

昔話(失敗談)が出てしまい申し訳けない(老人のボヤキと聞き流してください。)

ARM での開発は Framework や CMSIS 等で確実に動くかもしれないが、その使い方に慣れないと余分な回り道をしてしまいます。これから、すべて特定の会社の ARM 系で固定となればよいのですが、CPU の価格次第では簡単に CPU が変更となってしまいます。特に生産台数が多い場合は覆すのは難しい。上層部がトータル(コンパイラー、デバッガー、それらの習熟時間等)で開発費を考えてくれればよいが、しわ寄せはいつも下っ端に来る。

まあ、ここで文句を言っても始まらないので、ソフト開発は習うより慣れとおもっています。
SAM L22 Xplained Pro ならコンパイラーは Atmel Studio で無料、デバッガー付き、JTAG-ICE は ON Board で評価キットに含まれている。

紹介するサンプルプログラムは

これはUSARTに文字列を出力しながら、スイッチの監視を行い、スイッチが押されればLEDを点灯する。
通信仕様は 8bit 1stop No Parity 38400bps No Flow

シリアル通信を受信するプログラム(TeraTerm)を起動すると以下の様に表示されます。

-- Getting Started Example --
-- SAML22_XPLAINED_PRO --
-- Compiled: Oct 21 2016 22:50:43 --
-- Pressing and release button SW0 should make LED0 on and off --
The output is triggered by TC counter
The output is triggered by TC counter
The output is triggered by TC counter
The output is triggered by TC counter
The output is triggered by TC counter
The output is triggered by TC counter
The output is triggered by TC counter
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基板を眺めていて気になったのはシルク印刷が Arduino と同じ(黄色枠)???

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